前に、

事故の過失相殺論(過失を自分から認めたら負け論)と、

日本軍キリスト論(戦時や平時の、トラフィッキング(強制労働、誘拐)やレイプなど、人類の罪を代表して謝り、磔にされ、世界がその問題を解決することを善導していく)、

と言うのを書いたことがあります。といっても、誰も読んでいないと思いますが。


で、建前論を書いて良いですか。

世界には、もう二度と起こしたくない凄惨な犯罪、例え多くの国々がやっていたとはいえ、一応シメておいたほうがいい犯罪と、

そういうのはこれからも起こりえるから、拘泥しないほうが良い(と為政者たちが考える)犯罪があります。

従軍慰安婦や強制労働の扱いは、世界が、それに、どのくらい真面目に取り組む気があるか、によって違ってきます。


ナチスのホロコーストは世界としてシメておかないとヤバイ犯罪、日本のクーリー連行と慰安婦は、どこにでもある戦争犯罪です(*1)。

ただホロコーストが、ソ連やインディアンの虐殺などと全く異なるかといわれると、これも微妙です。

逆に言えば、ドイツとイスラエルは、ホロコーストを断罪したことで、

ソ連や毛沢東の強制収容所を見逃のがし、また、白人のインディアンやアボリジニへの加虐行為を見逃したことになります。

もしくは、見逃した上で、水に流し、今後、全部まとめてホロコーストは二度とやらないという誓約の軌跡は残したことになるか。

スターリンはガス室で殺さなかったかもしれないけど、強制労働や拷問で殺された人は多いです。

世界の人々が、これからもトラフィッキングと戦時の売春はOKにしておこう、というなら、日本を責めることは無いし、

そういうのはやめよう、というなら、日本が代表して謝るか、それに相当する国は世界の歴史家を総動員して、全員で頭を下げないといけない。


(*1)犯罪というか、やりたくない仕事をやらされることは、海外の侵略以外にも、現地政府の失政や貧困から発生し、自発的意思の有無などはどうとでも言えます。はした金でヨゴレ仕事を差し出されたとき、餓死するか売春(男性なら強制労働)するか、と言われて、生きる為に自発的意志でやったともいえるし、脅されたともいえます。親族が子供を売るケースも多い。

 
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